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ゼロからはじめる Unity 基礎編 | Week 0 : Unity をはじめよう

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ゼロからはじめる Unity 基礎編 : Week 0 ゲームエンジン Unity を使ってゲームを作るシリーズ記事です。 「ゼロからはじめる」とあるように、プログラミングの経験がない方もターゲットです。 このチュートリアルは、おおよそ次の流れで進んでいきます。 Week 0 : 開発環境を整える Week 1 : 基本操作に慣れる Week 2, 3 : C#言語でプログラムを書いてみる Week 4 : 最終的にゲームらしく仕上げる 0.1 必要なソフトをインストールする Unity 本体 と Visual Studio が必要です。 これらのインストールには時間がかかるので、余裕があるときにおこなっておきましょう。 Unity Hub のインストール Unity 公式サイト https://unity.com/ja へアクセスします。 「はじめる」をクリックすると、プランを聞かれます。 ここでは無料で利用できる Personal 版 を選択します。 ファイルをダウンロードして実行し、Unity Hub をインストールします。 インストールが終わったら、Unity Hub を起動します。 この時点では、まだ Unity の本体はインストールされていません 。 次のステップで、本体をインストールしましょう。 Unity 本体のインストール 画面中央あたりにある Download ボタンを押してください。 ダウンロードできるUnityのバージョン一覧が出ます。 表のいちばん上にあるのが、最新バージョンです。 右側にある Download ボタンを押してください。 ここで、インストール設定が出てきます。 「Visual Studio Community」や「Visual Studio for Mac」の項目があれば、 チェックをつけて おいてください。 ただし、大学から支給される Visual Studio Professional を利用したい方は、このチェックを外してください(Unity 上でプログラムを書くぶんには、Community版でもProfessional版でも大きな差はありません)。 Unity本体のインストールには時間が...

ゼロからはじめる Processing | 第1回 : なにもしない

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「ゼロからはじめるProcessing」シリーズ第1回です。今回はなんと「なにもしません」。 今回の内容 setup や draw の意味を知る コンソール画面に文字を表示してみる なにもしないプログラム まずは「なにもしないプログラム」からはじめていきます。 // プログラムを起動したとき、最初に1回だけ実行する void setup() { } // 画面を描画するとき定期的に実行する void draw() { } 上のような、プログラミング言語で書かれたプログラムのことを ソースコード や コード と呼びます。 ためしてみよう Processingを起動して、上のコードを実行してみてください。 ウィンドウが出てくることを確認できましたか? この記事には あと2箇所、コードを打ち込んでほしいところ があります。 まだProcessingを閉じないでくださいね。 さて、準備はできましたか。 ここからは、この「なにもしない」コードで何が起きているのか、ひとつひとつ紐解いていきます。 コメント文 「//」から行末までを コメント文 や 注釈文  といいます。 // プログラムを起動したとき、最初に1回だけ実行する // 画面を描画するとき定期的に実行する コメント文は、 プログラムの動作に影響しません 。 ソースコード中にメモ書きを入れるための機能です。 そのため、下のようにコメントを削除しても、動作はなんら変わりません。 void setup() { } void draw() { } setup関数 void setup() { } 「void setup() { … }」の部分を セットアップ関数 と呼びます。 void setup() { // ここがセットアップ関数の中身。 // ここに命令を書いていく } プログラミングでいう 関数 とは、(一般的には) 命令リストに名前をつけたもの のことです。 Processing には、 波括弧 { } のなかへ順番に命令を書いていく、というルールがあります。 ここでは「setup」という名前を付けた、命令のかたまりを用意しています。 Processingで「...

ゼロからはじめる Processing | 第0回 : Processing をはじめよう

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「ゼロからはじめる Processing」シリーズは、これからゲーム制作をはじめる方のための、Processing (プロセッシング)でプログラミングの基礎を学べる連載記事です。 Processing を用意する ダウンロード Processing は processing.org  (公式サイト) から無料でダウンロードできます。 (以下は2018年4月現在のダウンロード手順です) 1. 「Download Processing」をクリック 2. 使っているOSと同じ版を選ぶ 起動する ダウンロードしたZIPファイルを展開すると、 Processing の実行ファイルが出てきます。 この実行ファイルを開くと Processing が起動します。 Processing の開発画面 Web上で Processing を使う Processing をうまく導入できない場合、オンラインで Processing プログラムを作成・共有できる 「 OpenProcessing 」 のようなサービスを使うこともできます。 OpenProcessing はアカウント登録が必要ですが、すぐにブラウザで動くという点では手軽ですね。 OpenProcessing を使う際の注意点 初期設定では、右側のバーにある Mode が P5js になっています。 この記事では本家 Processing の文法で書いていくので Processing.js に切り替えます 。 (P5js モードでは JavaScript で書く必要があります) 「Mode」 を 「Processing.js」 にする はじめてのプログラム Processing のプログラム編集画面に、以下のプログラムを打ち込んでみましょう。 void setup() { size(300, 300); frameRate(30); textSize(20); } void draw() { background(24); text("Yeah", 125, 150 + 100 * sin(frameCount / 15.0)); } このプログラムを実行して、「Yeah」という文字が上下に...

Unity C# スクリプトの基本的な書き方 (1)

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Unity で C# スクリプトを書くチュートリアルです。 対象読者は「Unity を少しいじったことがあって、少しスクリプトも触ったけれどあまり慣れていない」という方です。 はじめに スクリプトファイルをつくると、最初に以下のようなスクリプトのひな形が用意されます。 これをもとにスクリプトを書いていきます。 using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class Move : MonoBehaviour { void Start() { } void Update() { } } ※以下のコード例では、 public class ... のくだりを省略して void Start() や void Update() のみを示します。 イベント関数 イベント関数 は、特別な関数名をつけておくことで 何かが起こったときにUnity側が実行してくれる関数 です。 スクリプトファイルを作成すると Start() と Update() というイベント関数が最初から用意されています。 たとえば Start 関数は、そのスクリプトを付けたオブジェクトが出現したときに実行されます。 よく使うイベント関数として、以下のようなものがあります。 ここではざっと眺めて「ふーん、そんなものがあるんだな」という認識でOKです。 Start オブジェクトが作成された直後に呼び出される(正確には作成後最初の1フレーム目) void Start() { ... } Awake オブジェクトが作成された直後に呼び出される(Start よりも先に呼び出されます) void Awake() { ... } Update 毎フレームに1回呼び出される void Update() { ... } FixedUpdate 常に一定間隔で呼び出される (物理演算と同期) void FixedUpdate() { ... } OnTriggerEnter, OnTriggerStay, OnTriggerExit 衝突判定が起きたときに呼び出される (詳しくは「衝突判定」で紹介し...

PISTのブログを開設しました

東海大学のサークル PIST (Project Information Science Technology) のブログを開設しました。 活動報告、作品の公開、技術情報など幅広いコンテンツを投稿していきます。 Twitter はこちら : https://twitter.com/pistno5